マチュ・バレー

【マチュ・バレーについて】
北ローヌの主要都市ヴァランスから車でローヌ 川を渡り西へ15分、ローヌ山脈へ向かうとそこは偉大なAOCコルナス!ローヌ川右岸サンジョセフの南に位置する ケルト語で「焼けた大地」を意味するコルナスの畑は、太 陽がジリジリ照り付ける険しい東向きの斜面にテラスと呼ばれる階段状に広がってい ます。この歴史豊かな畑から生み出されるワインは、ほとんどがシラー 100%で造る赤、一般的に北部ローヌの赤ワインはシラー主体で造りますが、特有の強い渋みを和らげるため、ヴィオニエ・マルサンヌ・ルーサンヌなどの白ブドウを若干補助品種として使うことを規 定しています。しかしながら、このAOCコルナスはその規定を持ちません。そのため色 濃くタンニンの強い野性味溢れるワインが生み出されています。ドメーヌ・デュ・クレの生産者マチュ・バレーは、ここコルナスで1999年に祖父のドメー ヌを譲り受け、現在では13haの畑を所有しています。土壌は「ゴア」と呼ばれる古い花崗岩でワインにミネラル感を与えてくれます。平均樹齢35〜40年、中には1920年代に植えられた80〜90年のシラーの古木が含まれます。土壌の活力を活かすため 2001年からビオロジック、2002年からビオディナミ農法を実践し、自然との調和を大 切にするため「haie(エ)」と呼ばれる雑木林を畑の周りに自然な形で残し、地中の水 分調整を行っています。畑の土はフカフカでブドウの樹たちが活力持って生きているのがよくわかります。 醸造方法にも強い拘りを持ち発酵はブドウの力を蓄えやすく澱も取り除きやすい卵形のセメントタンクで行い、テロワールを最大限に表現するため 熟成には新樽は使用しません。こうして造られたワインは、パワフルながらも繊細で且つ複雑味と余韻に富み、まさに北ローヌが生み出したグランヴァンと言えるでしょう。フランスの三ツ星レストランPic(ピック)、Le Cilantro(ル・シラントロ)など著名レストランにもオンリストされ、マチュ・バレーの名は自然派ワイン界のみならず、ワイン業界全体からも熱い注目を受けています



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